イギリスのクリスマスのお菓子とは 今年も食べるミンスパイとクリスマスプディングのフランベを紹介
イギリスのクリスマスのお菓子とは 今年も食べるミンスパイとクリスマスプディングのフランベを紹介
アメリカではターキーを食べるのを知っている人は沢山いると思いますが、イギリスのクリスマスについてはあまり知られていなんではないでしょうか。
イギリスもターキー、又はガチョウをクリスマスに食べるのが伝統です。もちろん家族によりけりですけど。例えば、我が家ではターキーではなくローストチキンをします。
それに加え、イギリスではクリスマスになると食べる伝統的なお菓子があるんです。ミンスパイとクリスマスプディングです。
ミンスパイ
イギリスではこれは定番で、クリスマスになると必ずどのスーパーにも置いています。なぜミンスパイと言うかというと、ミンスミートが中に入っているからです。ミートと言っても、お肉ではないんです。アプリコット、プルーン、レーズンなどのドライフルーツでできていて、ナツメグやシナモンなどのスパイスでシーズニングされています。
僕はそんなに好きではないんですが、クリスマスにはみんなと一緒に必ず食べます。でも、とてもリッチなので、たいてい一個でギブアップです。友達の中にはチェダーチーズと一緒に食べる人もいます。しょっぱいチェダーと、濃厚で甘いパイが互いに引き立てあうみたいですね。
クリスマスプディング
クリスマスケーキではなく、クリスマスプディングです。見た目も味もすごい濃いです。甘い蒸しケーキのプディングの生地に、甘いドライフルーツやナッツが入っています。これもシナモンやナツメグなどでシーズニングされています。
実は僕はこれが結構好きで、毎年楽しみにしてるんです。何と言っても、ブランデーに合うんですよねー。
イギリスではこれをブランデーでフランベflamberするのが伝統です。フランベを説明するため、これから我が家でブランデーでプディングをフランべする過程を書きますね。
まずはクリスマスプディングをゆっくりと2時間スチームします。
トッピングのカスタードブランデーを作ります。カスタードにブランデーを加え、弱火でゆっくりと温めます。
お皿にクリスマスプディングを乗せます。スプーンにブランデーを注ぎ、ライターなどでそのブランデーを温め、そして火をつけます。
青い火ができます。その青い火のついたブランデーをクリスマスプディングに注ぎます。
火が消えるまで待ちます。
フランベの完成です。
ブランデーバターと、さっきのブランデーカスタードをトッピングして出来上がり。あまり見た目はよくないですね(^▽^;)
我が家ではこれが毎年恒例になっていて、クリスマスになると必ずやる行事です。ミンスパイもクリスマスプディングもこの季節にしか食べない物なので、やっぱりどうしてもみんなと一緒に食べてしまいますね。普段は飲まないブランデーも、クリスマスプディング用に買うので、ついつい飲んでしまいます。
みなさん、フランベする時は火の扱いにはくれぐれも注意してくださいね。
ではよいクリスマスを。Merry Christmas! Joyeux Noël !